流行歌、故郷の旋律、子守歌などなど、音楽は懐かしい記憶とリンクしています。ノスタルジーは音楽の大きな魅力の一つです。では「音」に関する記憶をどんどん遡っていくと何があるのでしょう。
・・・おそらく究極的には、それは「音との出逢い」そのもの。生まれて間もない頃に(または子宮の中で?)、初めて音を「音」として認識し始めていく体験。聴覚という新しい感覚に好奇心いっぱいの脳が気付いて、なんとか既知のものとリンクしようとするけれど、なかなか結び付かない。カテゴライズができない。でもそのうち「音」にパターンを見出だす。前に聞いた音、初めて聞く音。そして、それらがだんだん別の感覚や感情ともリンクしていく。。。
このライブの音楽は、そんな「音との出逢い」に似ているかもしれません。かなり前衛的な表現のようでいて、実はすごく普遍的で、究極のノスタルジーともいえるような音楽。
ご一緒させていただくのは、私が即興演奏の美しさや面白さを知る上で大きな影響を頂いた「REFUGEES」のお二人~ kawolさん(ギター、歌)と meachaさん(シンセサイザー)です。2018年からいつも「俊カフェ」さんを会場にセッションをご一緒させていただいています。葉山在住の彼らが札幌にやってくるタイミングだけの特別なライブ。新鮮で豊かな音楽体験はいつもたいへんご好評をいただいています。
昨年(2022)は、共作アルバム「Impenetrable Dense Fog in The Mountains」REFUGEES + HARUHIKO SAGAをリリースしました。即興仲間でもあったあらひろこさんも気に入ってくれていた大切な作品です。
2021年、2022年は、「音と砂の幻燈会」と題して、嵯峨孝子さんのサンドアートとのセッションでした;
そして今年は、原点に立ち返って「音」だけのライブです。久しぶりのセッション私も楽しみにしています。他に類を見ない不思議な編成での即興演奏。あらゆるカテゴリーの外へと飛び出す懐かしい音の旅、どうぞご一緒下さい。
facebookイベントページはこちらです;
https://www.facebook.com/events/6376734285763689
日時 | 2023/10/7(土) 開演:18:30 (開場は30分前) |
会場 | 俊カフェ 札幌市中央区南3条西7丁目4 Kaku imagination 2F |
料金 | 3,500円(1 drink 付) |
出演 | kawol(ギター、歌、朗読) meacha(シンセサイザー) 嵯峨治彦(馬頭琴、喉歌) |
問合 | 011-211-0204(俊カフェ) nodo.office@gmail.com (のどうたの会) |