9/17(土) 馬頭琴コンサート「憧」　福井則之×嵯峨治彦

京都を拠点に活躍する馬頭琴・喉歌奏者、あの福井則之さんが札幌にやってきます！

南モンゴルに留学して馬頭琴と喉歌を学んできた福井さんの素晴らしい演奏をライブで見られチャンスです。ぜひお運びください。

馬頭琴はモンゴルの遊牧民に古くから伝わっている民族楽器です。でも、「舞台芸術としての馬頭琴」はここ半世紀ぐらいの間に確立されてきたもので、大きく分けて、北モンゴル（モンゴル国）流と南モンゴル（中国の内モンゴルじち区）流の2派があります。南北のモンゴルはそれぞれ中国とロシアの影響を受けながら近代化してきましたが、その歴史がいろんな形で馬頭琴の音楽に反映されていたりもします。

ところで、私が馬頭琴を弾き始めた頃（90年代後半）は、チ・ボラクさん、チンゲルトさん、リポーさんを始め、主に南モンゴルの馬頭琴奏者の演奏の耳コピに明け暮れていました。
その後は、ゴビの馬頭琴弾きネルグイさんとの邂逅や、様々なジャンルのアーティストとのコラボレーションを経験しながら現在に至るわけですが、南モンゴル馬頭琴の煌びやかな音色と華麗な技巧、そしてアジア的な表現には、今でも大きな魅力を感じています。

本場仕込みの福井さんとのジョイントライブ。演奏を聞かせていただくのも楽しみだし、とにかくいろいろ教えていただきたいし、同業者どうしであれこれ語りたいし、、、、そんな楽しい時間を過ごせたらと思っております。

企画したのは「NPO法人北方アジア文化交流センターしゃがぁ」の西村幹也さん。当日は、モンゴル愛に溢れた熱く楽しい解説もたっぷりしていただきましょう。

会場は今年20周年を迎えた札幌・琴似にある素敵なお店、フリースペース＆カフェ AMICA さん。終演後の打ち上げも楽しみだったりします。さあ、ぜひともご参加ください。

※関連イベント「馬頭琴と民話語り」

　同会場で翌日（9/18）開催。

　西村幹也さんのお話と、桑原しほみさんの馬頭琴で、モンゴルに伝わるいろんなお話をお楽しみください。