日本人初の喉歌デュオ「タルバガン」(=嵯峨治彦&等々力政彦)待望の第3作。伝統と革新の間で熟成された絶妙なアンサンブルと斬新なアレンジ。喉歌と遊牧民の楽器が産み出す摩訶不思議な世界。ゲストはOKI(トンコリ)、渡辺亮(perc.)、瀬尾高志(bass)。ジャケットは杉吉貢。「654ビエルゲー」、「草原の革命」、「隊商ロマンチカ」ほか全10曲。
収録曲
- 草原の革命 (Revolution in the Steppe)
- ボグド、真白き山 (Bogd Du:nzhingarav)
- 隊商ロマンチカ (Beezhin)
- フーメイ・スグットのビエルゲー (Kho:o:mei Sygyt Bielgee)
- のどおみ (Nodoomi)
- エキ・エキ・アーッタル (Eki-Eki-A”ttar)
- フチへの子守歌 (O:pei kho:o:mei)
- カルダク・ハマル峠 (Kaldak-Khamar)
- 654ビエルゲー (Six-five-four Bielgee)
- 天の風 (Tengeriin Salkhi)
レビュー
この二人組は00年4月号本欄で取り上げた。ホーミーやモンゴル、その向こうのトゥヴァの楽器で特異な音楽をやる日本人だが、ホーミーなんて不自然な発声の嫌いなぼくさえ引きつける魅力があった。今回も同様に、極めて強烈な個性を発揮しながらアダチ・チンドンじゃないけど実にピュア。シベリアの大地を吹く風みたいに自然。
/中村とうよう (Music Magazine 20005.8)
とてつもなくディープ
/増渕英紀 (月刊stereo 2005.9)
躍動感たっぷりの生命力が美しすぎます
相原紘子 (bounce 2005.7)